オールインワンゲルで簡単お手入れ

オールインワンゲルというのは、オールインワン(all in one)=多くのものを1つにまとめる・・・という意味からもわかるように、本来であれば別々に存在しているものを1つにまとめたゲルということになります。

具体的に言うのであれば、現在の一般的なオールインワンゲルは、化粧水・美容液・乳液・クリームなどの複数のスキンケア化粧品を1つにまとめたものを指すことが多いですよね。

もちろん、オールインワンゲルは各メーカーから様々な種類が販売されていますので、商品によっては、化粧品・美容液・乳液・クリームのうちの幾つかのみの機能しか持っていなかったり、これらの他に化粧下地・日焼け止めが加えられていることもあります。

基本的には、オールインワンゲルはスキンケア化粧品の一種なので、肌を潤す・肌に栄養を与える・肌を保湿する・・・というスキンケアの基本的な3ステップが備わっているものがほとんどです。

つまり、本来であれば、少なくとも3種類のスキンケア化粧品を用いて行うケアが、オールインワンゲルを使うことで1種類のみを用いてケアすることができるということですね。本来であれば3ステップ必要なところを、オールインワンゲルであれば1ステップでOKなわけですから、朝の忙しい時間帯のスキンケアも短時間で、しかし確実に行うことができます。

通常、スキンケアは、化粧水→美容液→乳液→クリームの順番で行うものです。当然のことながら、各スキンケア化粧品が肌に与える効能は違っており、そしてこの順番は、効率良く、そして論理的に肌に良い効果をもたらすためのものとなっています。

そもそも、各スキンケア化粧品がどのような役割を持っているかというと、簡単に言えば、化粧水は、洗顔によって汚れ・古い角質・老廃物などキレイに洗い流した際に一緒に落としてしまった肌の保湿成分を補うためのものです。

肌は、外側から表皮層・真皮層・皮下組織という3つの層で構成されているのですが、そのうちの表皮層のなかの、更に最も外側にある角質層に保湿成分がしっかりと浸透させることができるかどうか・・・が化粧水の重要なところです。

どれだけ大きな効果をもたらしてくれる保湿成分が化粧水に配合されていても、角質層まで行き届かなかったら意味がないということですよね。角質層に保湿成分を浸透させることで、化粧水以降に肌につけるスキンケア化粧品の成分の浸透率を高めることができます。

人によっては、美容液・乳液・クリームを全て使用する方もいるでしょうし、いずれかのみを使用する方もいると思います。

もちろん、全て使用した方が良いのですが、しかし3つのうちの幾つかを省いたからといっても、それほど肌に支障はありません。

肌につけた方が良い効果を得ることがきるけれど、だからといって、肌につけなくても悪い方向へ進むことはない・・・ということです(肌の状態が良好である場合、です)。

しかし、この化粧水は省いてはいけません。洗顔をしたら必ず化粧水は肌につけるものだと言っても過言ではないほどです。

なお、化粧水を使用するタイミングですが、洗顔後すぐに使用するようにしてください。想像している以上に洗顔後の肌というのは乾燥していますし、また乾燥するスピードも速いのです。

できるだけ肌が乾燥している時間が短く済むよう、顔を洗ったらすぐに化粧水をつけるように習慣づけてください。

美容液は、しわ・たるみなどの肌トラブルが気になっている部分に集中的に使用するものです。

目的によって、美容液に配合されている成分は異なっていますが、保湿・美白・アンチエイジング・・・と目的に応じて種類分けされているのが一般的でしょうか。

目元のシワが気になる方は、シワを予防・改善することができる有効成分が配合された美容液を、頬のシミが気になる方はシミを薄くすることができる有効成分が配合された美容液を、それぞれ気になる部分にのみ適量つけるのです。

化粧水は顔全体につけますが、美容液は気になる部分のみにつけます。気になる肌トラブルがない方は、美容液を使用しなくても構いませんが、気になっている方は、美容液を使用した方が、そのトラブルを早く解消することができたり、肌トラブルの進行を防ぐことができます。

乳液は、油分・水分がバランスよく配合されたスキンケア化粧品です。肌の保湿を行いながら、肌に必要な油分もしっかり補充することができます。

スキンケアで肌に油分を与えることを不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。油分=皮脂=ニキビ・吹き出物・・・というイメージのせいで、とにかく油分は肌トラブルの元凶だと認識している方も多いかと思います。

確かに、皮脂はニキビ・吹き出物の原因にはなっていますが、しかしそれは過剰に分泌された皮脂が問題なのであって、正常に分泌されている皮脂は、悪者どころか肌にはなくてはならない存在なのです。化粧水で肌に潤いを与えますが、しかしそれだけでは肌が乾燥してしまう危険があります。本来、皮脂は、肌を健康に保つためには必要不可欠な存在です。皮脂腺から分泌された皮脂は毛穴から放出され、肌の表面で脂肪酸・汗と混じり合い、皮脂膜という肌のバリアを生成します。

この皮脂膜は、肌の水分が蒸発してしまうのを防ぐ役割も担っている他、外からの様々な刺激から肌を守る役割もあり、皮脂膜があるからこそ、紫外線を弾いて、肌の内部に紫外線が侵入するのを防ぐことができるのです。この皮脂膜がなければ、様々な刺激で肌はダメージを受け、肌トラブルの原因となってしまのです。しかし、皮脂の分泌量は人によって違います。

肌タイプには、普通肌・混合肌・脂性肌・乾燥肌・・・と複数の種類がありますが、これらは皮脂の分泌量によって分けられています。肌に必要な皮脂がきちんと分泌されているのであれば良いのですが、十分な皮脂の量を分泌できない方もいらっしゃいます。乳液は、皮脂の分泌が足りない方・・・つまり、皮脂膜をしっかりと作ることができない肌タイプの方が、皮脂を補うために使用するものなのです。

逆を言えば、十分な皮脂を分泌できている方や、皮脂の分泌量が多い方は、乳液を使用しなくても構いません・・・というか、使用しない方が、余計なトラブルを起こさずに済みます。

そしてクリームは、乳液よりも多くの油分が配合されています。役割としては乳液と似ており、これまでにスキンケアで肌に浸透させた様々な有効成分が逃げてしまわないように、肌の奥にしっかりと閉じ込めることができるように、いわゆるフタの役割を果たしているんですね。クリームでフタをすることで、いつまでも肌に浸透した様々な成分が有効的に働いてくれるのです。

先ほど、化粧水→美容液→乳液→クリーム・・・と、正しいスキンケアの順番を挙げましたが、何故このような順番になるのか、各スキンケア化粧品の役割を知ることで理解できたかと思います。例えば、洗顔後にすぐにクリームを塗ってしまったら、肌はその時点でフタをされた状態となり、その後に化粧水を使用しても、保湿成分はフタに弾かれて角質層に浸透させることができなくなってしまいます。

そして、オールインワンゲルというのは、たった1つのスキンケア化粧品を使用するだけで、これらスキンケア化粧品による4ステップ行った場合と同じ効果を得ることができるのです。

コメントを残す