インターネットFAXのデメリット

一見、メリットしかないように思えるインターネットFAXですが、何においてもメリットがあればデメリットもあるように、インターネットFAXにもデメリットは存在します。

例えば、カタログを取り寄せて、それを見ながら商品を注文する通信販売などによっては、その顧客の年齢層が高いこともあります。商品の注文方法は、電話やはがきなどもありますが、FAXで注文できるようになっているところも多く、そして年輩の方のなかには、このFAXを使って申込む方というのが、決して少なくないのです。カタログを見ながら、番号やサイズ、色などを注文書に書き、そしてFAXをすれば良いのですから、確かに簡単ではありますよね。そんな時、インターネットFAXだと、年輩の方はインターネットそのものに馴染みのない方が多いため、インターネットFAXでは使用しづらくなってしまいます。

また、建築会社や設計事務所などでは、手描きで設計図を作成し、それをFAXを用いてやりとりすることが少なくありません。また、不動産会社などでは、間取り図を顧客にFAXすることもあります。この時、設計図・間取り図などをインターネットFAXを用いて送信すると、まずは一旦スキャナーで読み込み、PDFファイルに変換してから送信する必要があるため、それを手間に感じることがあります。しかも、それが1枚だけであれば少し面倒に思うだけで良いかもしれませんが、複数枚の設計図・間取り図を送らなければならない場合も出てきます。そんな時、1枚ずつをスキャナーで読み込んでPDFファイルに変換しているのでは、手間も時間もかかってしまい、非常に面倒です。更に言えば、スキャナーで図面などを読み込むと、どうしても画質が落ちてしまうので、通常のFAXを利用した方が、画質を落とすことなく、しかも手間も時間もかけずにやり取りすることが可能となります。

そして、多くの企業がインターネットFAXのメリットを多く感じているとはいえ、日本の公共機関・金融機関ではペーパーレスは進んでいません。特に、検印やサインなどが必(検査した証として押される印のこと)要な文書は、紙でのやりとりが主となってきますので、インターネットFAXではなく、通常のFAXが必要となります。また、行政書士・会計士などの事務所でも、取引先からの許可処理・申請書類を受取る方法は、通常のFAXが一般的です。店舗が中心となっている個人商店や業種、建築業・不動産会社などでは、メールをあまり使用しないところもありますので、取引先・顧客が通常のFAXを利用している場合は、こちら側も通常のFAXに合わせた方が、仕事はスムーズに進めることができるのです。これは、インターネットFAXではなく、用紙を用いた通常のFAXを利用している相手先ばかりでも同じことが言えますよね。

更に、不特定多数の企業などに公式な文書を送る際は、インターネットFAXよりも通常のFAXの方が確実性が高くなります。インターネットFAXの場合、メールを使っての送信となりますので、相手のメールソフトなどによっては、迷惑メールに振り分けられてしまい、相手の目に留めてもらえない可能性がありますし、相手が多くのメールを受信している場合、そのなかにインターネットFAXも埋もれてしまうことも考えられます。。その点、用紙に出力される通常のFAXであれば、例え自分自身がそれを受取っていなくても、他の社員から手渡しされる可能性が高くなります(もっとも、この場合では、文書などの内容によっては、個人情報保護が疎かになってしまうことになるわけですが・・・)

基本的に、インターネットFAXはメールを使ってのやりとりとなりますので、結局はメールが抱えているデメリットが、そのままインターネットFAXのデメリットになってしまうんですね。

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